衝撃のインディーゲームエリア!
つぎに目についたのは「Indie Game Area」と書かれたブース。ここではパーティションで区切られた小ブースがぎっしりと並び、中小企業や個人、団体の作る意欲作を見ることができました! 作り手と直接対話ができたり、海外の団体も参加しているなど、ほかの企業ブースとは異質な熱気に包まれたエリア。
【Million Onion Hotel】
やわらかな色使いのドット絵と異色のキャラクター、そして不思議なストーリーが絶妙な雰囲気のパズルゲーム。ニョニョっと生えてくるタマネギを片っ端からタッチして、制限時間内でラインを完成させていくのが目的……だと思います。途中、鎧をまとった固いタマネギや不思議なアスパラガスなども生えてくるが、彼らが何をしたいのかは不明だし、なんだか画面下には変なモンスターもウゴウゴしてるしなんだろこれ……。ちょっと気を許すとあっという間にゲームの世界に引きずり込まれてしまうパワーを感じます。
【バスケットボールのゲーム】
いやね、苦手なんですよ、外国の方。だって話が通じないんですもの……。やっておけばよかった英会話。だから説明をしてくれる彼が何を伝えたいかはわからなかったけど、これがバスケットボールを題材にしたゲームだっていうのはすぐわかりましたよ(そらそうだろ)! でもゲームシステム的にはシミュレーションゲームでしょうか。キャラクターを指定の場所まで移動させて、コマンド選択方式でパスやらシュートやらするんですが、その途中に相手チームのキャラクターがいると確率でパスカットされたりシュートが妨害されたりっていう……。それって『キャプテン翼』? とか考えているあいだにも一生懸命に説明してくれている外人さんに圧倒されて、ゲームのタイトル聞くの忘れました。すみません。
【タロティカ・ブードゥー】
見た瞬間にビビっときたゲーム。小学生のころ、教科書の端に描いたパラパラ漫画のようなオープニングデモ、投げやり感満載のUI、懐かしいPSGのメロディなど、そのすべてがワクワクしてきます! その内容は、画面上のカーソルを動かして、気になった場所を探りつつ進むというアドベンチャーRPG。気になるところを調べていたら、いきなり敵に襲われたりすることもあったけれど、わたしはげんきです。戦闘シーンは本格的なリアルタイムバトルで、敵の動きに合わせて攻撃や防御をしなくてはならないが、そのアニメーションたるや全部パラパラ漫画調なのでプレイする側の和み方がハンパない。この日一番、じっくり腰を据えてやりたかったゲーム。ていうかこれ日本ゲーム大賞あるで。
【群馬県から来た少女・改】
群馬県を舞台にしたライトノベルと連動している「ご当地ゲーム」の改訂版。理由のほどは定かではないが、ワタクシなぜかこういうドット絵に弱いんですよね。もちろんゲームはグラフィックスじゃなくて内容っていうのはわかっているんですが、MSXオマージュであろう単色メインのドット絵は見ているだけでやる気が出てしまう! きっとこれはもう遠い昔、心の奥底に刻まれてしまった悲しい宿命(?)なんでしょうねぇ。でもゲームはちゃんと爽快感あふれるシューティングゲームになっているので、楽しいことはまちがいないです。このほか、同ブースでは今風の愛らしいキャラクターが大暴れする『神話戦士ヒューガ(仮)』も出展していましたが、こちらもレスポンスがいいアクションゲームでおもしろかったですぞ。
ほかにもインディーゲームエリアには魅力的なゲームが多数あったが、個々が小さいブースのため、ひとりお客さんがいるとそれだけで埋まってしまうというところも多く、すべてを回ることはできなかった。訪れる際は複数のブースに目星を付けて、空いたところから手際よく見ていくといいだろう。
<「東京ゲームショウ2014」レポート! VOL.3につづきます!>
(文・FOOすけ)
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